【完全独学】働きながら日商簿記2級に合格した勉強方法

勉強

2020年2月23日の第154回の試験で、なんとか簿記2級に合格することができました。
途中で挫折した期間もあり、本格的に勉強開始してから合格まで2年ほど経ってしまいました…。

1発合格!3ヶ月で合格!など格好いいことは言えませんが、少しずつ積み重ねた私の勉強方法をご紹介します。

りりぃ
りりぃ

こんな人に読んでもらいたい

  • 簿記2級の勉強方法を知りたい
  • 働きながら勉強する方法を知りたい

学習に使用した教材についてはこちらの記事をご覧ください。

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当時の私の状況

まずは、勉強当時の私の状況について、簡単にご説明します。

勤務状況

私の勤務状況は下記のような感じです。
長男出産後、復職してからは時短勤務で働いています。

  • 仕事:営業(ルート営業)
  • 勤務時間:9時〜16時(時短勤務)
  • 通勤:電車 ローカル線片道30分+地下鉄/職場まで約60分

前提知識

社会人になるまで、仕訳ってナンデスカ?状態。
恥ずかしいですが、簿記は商業高校で勉強する教科だと思っていました。

社会人になり、新入社員の頃に当時の上司に勧められて「日商簿記3級」を勉強し合格。

しかし、そこから5〜6年は簿記2級をやるやる詐欺で本腰を入れて勉強するわけでもなく、
ウダウダしていました。

勉強方法

ポイントは勉強時間の確保!隙間時間を集める!

勉強方法もこの後ご紹介させていただくのですが、ワーキングママが勉強するにあたり最も大変で最も重要なのが「時間の確保」だと思います。

家事、育児、仕事…。毎日やることがたくさんあるワーキングママにとって、まとまった時間を確保するのは難しくありませんか?
90分模擬テストをして、1時間見直しと復習…そんな時間が毎日取れれば良いですが、実際は難しいのではないでしょうか。(私は難しかったです)

そのため、私は「隙間時間」を活用するように心がけました。
具体的には次の3つの時間です。

①通勤電車
②お昼休み
③子どもを寝かしつけた後(1〜2時間)

この3つの時間をコツコツ集めると、まとまった時間が取れなくても、総合的には必要とされる勉強時間を確保することができます。

インプットにはスマートフォンやタブレットを活用!

通勤時間に効率よくインプットしたい!ただ、満員電車の中で分厚いテキストを広げるのは難しいですよね。

私がご紹介したテキストは電子書籍版がないため、電車で読みたいときは、前日にタブレットに取り込んでいました。
取り込むと言ってもアプリで撮影するだけですが(笑)

「Adobe Scan」というアプリを使うと、文字を自動で認識してくれるので、写真で撮影するよりも綺麗にテキストを保存することができます。

一気に全ページを撮影することは気力的にも時間的にも厳しいので、翌日に読む章だけ、と範囲を決めて準備していました。

私はタブレットで勉強していましたが、スマートフォンでも同じようにできると思います。
これで重いテキストを持ち歩かずにインプットすることができます。

アウトプットで記憶定着!インプットとアウトプットを細かく繰り返す!

私は、記憶力に自信がなく、すぐ忘れてしまうので、記憶を定着させるために、インプットとアウトプットを細かく繰り返しました。

1)章や節で区切りながらテキストを読む。
2)テキストに対応する問題を複数回解く。
3)翌日、同じ範囲の仕訳帳で確認する。
4)自力で解けなければ、再びテキストに戻る。

という感じです。

問題を解くときは基本的には子どもを寝かしつけてからの時間を使っていました。
ただ、試験日が迫ってくると、テキストと同じように問題文をタブレットに取り込み、外でも解いていました。

インプットとアウトプットを細かく繰り返すことで、記憶の定着にもつながりますし、長い時間を必要としないため、隙間時間でも上手く勉強できたと思います。

予想問題集を解いて理解を深める

最後の1ヶ月は予想問題集を解き、分からないところをテキストなどで復習しました。
このとき、気をつけていたポイントが2つあります。

①大問ごとに時間を区切る
②分からない問題は諦めて解き方を読む

簿記2級の本番試験は90分です。
本来は予想問題や模擬問題は実際の試験と同じように時間を取って行うことが望ましいですが、ワーキングママにとってまとまった自由時間を確保するのは至難の技です。

そこで、私は大問ごとに時間を決めて「今日は第3問だけ!」など決めて解いていました。
目安となる時間は予想問題集にも載っていたので、その時間内で解けるように意識しました。

また、解法をど忘れしてしまったり、解き方のイメージがつかない問題は、悩まずに解法を読むようにしました。
間違った解法を捻り出すより、正しい解法を覚えた方が効率が良いと思うからです。
ただ、翌日などに再度チャレンジすることで記憶に定着しているか確かめるようにはしました。

試験では、解き方を「知っているか」「知らないか」の2択なので、解法を知っている問題を確実に増やすように心がけました。

試験に向けて

試験に直前の準備と、当日気をつけたことをご紹介します。

試験準備

試験前1週間は過去5回分の出題傾向をチェックし、そろそろ来そうだなと思う分野を確認しました。山を張るようなイメージですね。
もちろん当たるわけではないのですが、気持ちが落ち着きます(笑)
ただし、予想問題が終わっていない場合は、あまりここに時間を割いてはいけません。

試験当日

どれだけ勉強しても、100%完璧という人は少ないと思います。
苦手な分野が残っている人は「その分野から出題されませんように!」と祈るばかりです。

私が試験を受けるうえで、2つ気をつけていたことがあります。

①完璧を目指さない
よく「仕訳と工業簿記は完璧にして、他は部分点を狙う」という話を聞くと思います。
それはその通りだと思うのですが、1つの分野の完璧を目指すと、1問でも分からなかったり、自信がない問題が出るとリズムを崩すことがあります。

そのため、私はあまり「完璧」には拘らないようにしました。
仕訳や工業簿記で1問くらい分からない問題があっても全体で70点あれば良いのですから。

②とにかく最後まで諦めない
試験終盤になると「もう分からん!」っていう状態になることがあると思います。
そういう時も、最後まで諦めずに、知っている解き方や言葉を書いて回答欄を埋めるようにしました。
どこで部分点がもらえるかわかりませんから。
その部分点に泣いたり笑ったりすることもあります。(実際2点足りずに落ちたことがあります)

ワーキングママが簿記2級に合格した勉強方法まとめ

自分の時間がなかなか取れないワーキングママは時間の確保がとにかくポイントになります。
隙間時間をうまく集めて、ぜひ合格を目指してください。

働いて、家事も育児もして、勉強をして、その努力はきっといつか実ります。
「ママだから」と自分を諦めず、なりたい自分を目指しましょう!

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