私は社内勤務が多いSEから営業になったので、最初は服装についてすごく悩みました。
しかも、社内にはまだ身近に女性営業が少なく、参考にできる先輩もいませんでした。
今は、自分なりのスタイルも確立してきて、毎日服装に悩むことなく出社しています。
そこで今回は、これから営業になる女性、または営業ではないけどお客様と会う機会が増えた女性へ、おすすめの服装についてご紹介します。
こんな人に読んでもらいたい
- お客様を訪問するときの服装がわからない人
- 営業に成り立てで服装に困っている人
夏の服装についてはこちらの記事でご紹介しています。
冬の服装選びのポイントについてはこちらの記事でご紹介しています。
服装を選ぶポイント
どのような服装を選ぶとよいのか、ポイントを解説します。
ポイント①清潔感
まずはなんといっても「清潔感」です。
人は中身が大切！と言っても、初対面では外見での印象も大切となります。
商談に入る前に服装でつまづきたくはないですよね。
「営業は会社の看板を背負っている」ことを肝に銘じ、お客様からどう見えるかを意識してください。
商談を気持ちよくスタートさせるためにも、まずは清潔感のある服装を心がけましょう。
ポイント②しっかり感
業界によっても違うとは思いますが、30代の私は、お客様が自分よりも年上であることもしばしば。
相手に舐められる、ということはもちろんありませんが「年下の営業にちゃんとビジネスの話ができるだろうか」と不安に思われるのではと心配になったりはします。
年齢で判断するなんて、と思われるかもしれませんが、やはり第一印象は大切です。
「この年下の営業サンに任せても本当に大丈夫かな…」と思われないよう、まずは服装でしっかり感を出しましょう。
ポイント③優れた機能性（動きやすさ、メンテナンスのしやすさ）
営業は客先を訪問するので、当然移動も多くなります。
しっかり感は出しつつ、動きやすい服装の方が疲れずにすみます。
また、毎日着るものなのでメンテナンス性も重要なポイントです。
例えば下記のような機能がついていると安心です。
- ストレッチ素材
- デオドラント効果
- 形状記憶、お家で洗濯可
NGポイント
では、あまり好ましくない服装に共通するポイントとは何か。
服装選びの前に確認してみましょう。
露出が多い
女性らしさをアピールしたくなることもあるかもしれませんが、ビジネスの場なので露出しすぎには気をつけましょう。
「スカートが短い」「胸元が開きすぎている」などはわかりやすい露出で皆さん気をつけていると思うのですが、さらに下記2点にも気をつけてください。
1．下着が透けている。
夏など薄い素材のトップスを着るときは特に気をつけましょう。
また、トップスだけでなく、薄い色のパンツやスカートを履く時も要注意です。
前からだけでなく、後ろ姿もしっかり確認しましょう。
2．ノースリーブ
職場にもよるかもしれませんが、個人的には同僚や営業先でノースリーブの女性は見かけたことがありません。
ノースリーブ自体が悪いわけではないのですが、肌が出ている分、袖のある服よりも露出が多く見えます。
どうしてもノースリーブを着たい場合は、お客様の前では上着を着るなどして調整すると良いと思います。
派手すぎる
デザイン系やアパレル系の会社に営業に行くなどであれば別かもしれませんが、基本的には目立ちすぎる服装はあまり好まれません。
特に年配の方にはいい印象を与えないと思います。
例えを挙げればキリがないのですが、イメージとしては豹柄やビビッドカラーの服などでしょうか。
もちろん、流行などにもよるかと思いますが、色柄で目立つより、シンプルで上品な方が「働く大人女性」で魅力的だなと思います。
また、ピアスやネックレスも大ぶりなデザインや煌びやかすぎるものは避けたいところです。
カジュアルすぎる
カジュアルの線引きはすごく難しいのですが、例えばデニム生地（や、そう見える生地）はデザインが綺麗めでも商談の場では浮いてしまうかもしれません。
また、これは個人的な意見かもしれませんが、ロングスカートやミモレ丈スカートもちょっとカジュアルすぎるような気がします。
おすすめコーデ
では、実際におすすめする服装を紹介していきます。
「スーツ」が間違いない
もう、迷ったらスーツが間違いないです。絶対外しません。
なにより、OKとNGのラインを気にしながら服を選ぶより圧倒的に楽です。
ベーシックな黒やネイビーは１着はあると便利です。
グレーやベージュなど明るい色は着こなせるととても格好良いですよ。
「ジャケット」でしっかり感を出す
スーツはちょっと堅すぎる・・・という場合は、オフィスカジュアルにジャケットを羽織るだけでも十分通用すると思います。
最近はカラーレスも女性らしくて可愛いです。
ツイード生地はオシャレで、パンツにもスカートにも合います。
ワンピースと合わせてもかわいいですね。
明るめのジャケットは意外と合わせやすいです。
男性はあまり着ない色なので、雰囲気をパッと明るくしてくれます。
夏は「ブラウス」が主役
夏は顧客訪問時にはジャケットを着用しますが、社内打ち合わせやデスクワークの時間はブラウスとスカートまたはパンツにすることが多いです。
夏の期間は男性もクールビズでジャケットを羽織ることが少ないので、特に浮くこともありません。
私が愛用しているブラウスは「ブリックハウス」さんの商品です。
営業になってからブラウスはブリックハウスさんのものしか着ていないです。
お気に入りポイントは3つです。
1．豊富なデザイン
2．形状安定加工でアイロンいらず（本当に洗って干すだけ）
3．良心的な価格
集めやすく、扱いやすい！
ぜひ、まずは1着手に入れて欲しいです。
「インナー」にこだわる
スーツのインナーってきっちりした襟ブラウスしかダメなの？
いえいえ、そんなことはありません。
むしろ、インナーでスーツの印象を変えることができるので、着回しのポイントにもなります。
また、スーツはみんな同じようで面白くない。ちょっと自分らしさを出したい。という方もインナーに拘ってみては？
オーダースーツは1度手に入れるとやめられません
ここまで、既製品のご紹介をしてきましたが、実は1番のおすすめは「オーダースーツ」です。
私は平均よりも身長が低いため、既製品だと大体袖や裾が長くなってしまいます。
それだけで少しだらしなく見えるのではないかと心配になることもありました。
そこでオーダースーツを試しに作ってみたのですが、これが本当に良かったです！
自分の体にピッタリ合うというスーツというのは本当に気持ちよく、ちょっとできる営業になった気になります（笑）
裾上げや袖捲り手間やストレスがないのも良いです。
今では手持ちのスーツは全てオーダースーツです。
また、既製品ではないので、オリジナリティを出すこともできます。
生地の色や質感だけでなく、ボタンや裏地も決められるお店もあります。
他の人と被らないというのも、オーダースーツの素敵なところです。
一生懸命選ぶので、愛着も湧きますしね。
既製品では合わないと感じている方は特にぜひ試してもらいたいです。
下記の2店舗は、レディーススーツのオーダーも展開されています。
ぜひ一度確認してみてください。
Suit Ya
KASHIYAMA
女性営業向け服装ポイントまとめ
今回は、営業など客先へ訪問する際の女性の服装についてご紹介しました。
1．清潔感
2．しっかり感
3．優れた機能性（動きやすさ、メンテナンスのしやすさ）
服装なんて私の自由でしょ！と思われる方もいるかもしれません。
でも、「仕事」でお客様を訪問しているのですから、服装について個人の自由をそこまで主張する必要はないのではないでしょうか。
もちろん、大切なのはお客様とのお話の内容ですが、お話が始まる前に服装でつまづいてしまうのはもったいないですからね。
スムーズに商談を進められるよう努力するという意味で、服装に気を遣うのははじめの一歩なのではないかと思います。
服装への不安をなくし、お客様との商談がより良いものになるよう、準備を整えましょう。
